「うつ病」は誰にでも起こりうる病気です。一人じゃないことを忘れないで
- chietokuyama
- 3月20日
- 読了時間: 2分
うつ病は、多くの人が経験する可能性のある精神的な不調のひとつです。しかし、その辛さは「ただの気分の落ち込み」とは違うものです。うつ病は、脳の働きや神経伝達物質のバランスが崩れることで引き起こされる病気の一つです。つまり「気合でなんとかする!」「頑張ればどうにかなる」といったものではありません。
多くの人がうつ病の症状を経験すると、「自分はおかしくなってしまったのではないか?」と不安に思うことがよくあります。また、自分だけが苦しんでいると感じてしまうかもしれません。しかし、実際には多くの人がこのような気分を経験しています。実際、一生のうちに4人に1人が、重いうつ状態を経験すると推定されています。
うつ病は、どんな人でも、人生のどの段階でも発症する可能性があります。あなたが内向的でも外向的でも、社交的でも控えめでも、若者でも高齢者でも、男性でも女性でも、裕福でもそうでなくても——どんな人でもうつ病になる可能性があります。つまり、あなたの身近な人も誰でもその対象になり得るのです。だからこそ、「自分だけじゃない」ということを忘れないでください。
「うつ」という言葉は、日常的に「悲しみ」「イライラ」「失望」「無気力」といった感情を表すのによく使われます。しかし、臨床の場で使われる「うつ病」という言葉は、これらの日常的な「落ち込む」状態とは大きく異なり、以下の3つの点で特徴づけられます。
【うつ病の特徴】
うつ病は、強い苦痛を伴う
うつ病は、長期間続く(2週間以上)
うつ病は、日常生活に大きな支障をきたす
【うつ病の主な症状】
うつ病の症状は人によって異なりますが、代表的なものには以下のようなものがあります。
気分の落ち込み:憂うつな気持ちが続く
興味や喜びの喪失:以前好きだったことに関心が持てない
疲労感やエネルギーの低下:何をするにも億劫で疲れやすい
集中力や判断力の低下:仕事や勉強に集中できない
自己否定や罪悪感:自分を責め続けてしまう
睡眠や食欲の変化:眠れない、もしくは寝すぎる、食欲がなくなるなど
少しでも心が苦しいと感じたら、誰かに話してみることが大切です。カウンセリングや医療機関を頼るのも、決して恥ずかしいことではありません。あなたのペースで、少しずつ前に進んでいきましょう。
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