日々の生活の中で、自分に厳しくなりすぎてしまうことはありませんか？失敗したときに自分を責めたり、他人と比べて落ち込んだりする経験は、誰にでもあるものです。でも、もしそんなときに「自分を思いやる心＝コンパッション」を持つことができたら、人生がもっと楽になるかもしれません。
セルフコンパッションとは？
セルフコンパッションとは、「自分に対して優しく接する心の姿勢」を意味します。心理学者のKristin Neff博士によると、セルフコンパッションは以下のように定義されています。
自分が困難な状況にあるときや失敗したときに、自分自身に優しく接し、批判するのではなく”思いやり”を持つこと。
たとえば、友人が仕事で失敗して落ち込んでいたら、あなたは「そんなこともあるよ、大丈夫だよ」と励ますのではないでしょうか？でも、自分が同じ状況になったとき、「なんでこんな簡単なこともできないの？」と自分を責めてしまう人が多いのです。セルフコンパッションを実践するとは、友人に接するように、自分自身にも優しい言葉をかけることです。
なぜセルフコンパッションが必要なのか？
現代社会では、自己批判や完璧主義が「頑張るためのモチベーション」として評価されがちです。しかし、これらの習慣はストレスを増大させ、精神的な負担を重くすることが多いことが 研究によりわかっています。研究が進む中で、セルフコンパッションは以下のような効果をもたらすことがわかっています。
ストレスの軽減: 自己批判を減らし、精神的なゆとりを持つことができる。
感情的な回復力の向上: 困難に直面しても、ポジティブな態度を取り戻しやすくなる。
自己肯定感の向上: 自分自身を受け入れる力が高まり、人間関係にも良い影響を与える。
セルフコンパッションは、人間らしい脆さも認めつつ、心の強さを育てる方法の一つなのです。まさに、カウンセリングルームWabisabiの持つ理念そのものです ；）
セルフコンパッションを実践してみる。
セルフコンパッションの実践とは、自分に優しくすること、そしてその優しさを日常生活に取り入れることです。初めは少し難しく感じるかもしれませんが、まずは他人を思いやるように自分に優しくしてみませんか？小さな一歩から始めてみることで、少しずつ変化が必ず訪れるはずです。
もし、セルフコンパッションについてもっと知りたい、またはサポートが必要だと感じたら、カウンセリングルームwabisabiへお気軽にご相談ください。
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