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不完全さを美しく生きるために―『Wabi-Sabi』が導く心のケア




誰しも、心の中に不完全さを感じる瞬間があります。完璧でなければならないというプレッシャー、他人と比べてしまう自分。しかし、もしその不完全さこそが、私たちの本当の美しさであり、強さだとしたらどうでしょうか?


ある日の夕方、オーストラリアに住むイギリス人作家の友人から一通のメールが届きました。「本の出版のために"Wabi-Sabi"について話を聞かせてほしい」──これが、私のカウンセリングルームの名前の由来となるとは、その時には想像もしていませんでした。

「Wabi-Sabi?」と聞かれたとき、正直に言えば、私もその深い意味をよく理解していませんでした。友人のリクエストに応えるため、私は調べ始め、そしてすぐにこの言葉の奥深さに魅了されました。


侘び寂びの意味とその美学

「侘び寂び(わびさび)」とは、日本文化特有の美意識であり、「侘び(わび)」は質素で不完全なものの中にある趣を見出す心、「寂び(さび)」は時の流れによって生まれる美しさを表します。この世のすべては時間と共に変化し、朽ちたり欠けたりしますが、それを否定するのではなく、変化の中にこそ美しさを見出すのです。言い換えれば、「不完全さが持つ美しさ」を理解するということです。


「Wabi-Sabi」とカウンセリング

この考え方は、実は私たち一人ひとりの人間そのものの美しさを語っていると感じ、私はカウンセリングルームに「Wabi-Sabi」の名前を付けました。完璧な人間などいません。むしろ、人それぞれが持つ不完全さや脆さこそが、その人の本質的な美しさであり、強さです。

「カウンセリングルームWabisabi」では、まさにこの「不完全さが持つ美しさを見出す心」を大切にしています。クライエント様が抱える悩みや弱さ、そしてその脆さを理解し、受け入れるサポートを行っています。そして、そこにある強みを見出し、困難を乗り越えるための道を一緒に探していくことが、私たちの役割です。


カウンセリングで得られる変化

人生には、思いもよらない変化や困難がつきものです。しかし、Wabi-Sabiの視点を持つことで、その変化や不完全さをただ受け入れるのではなく、その中に美しさや新たな可能性を見出すことができるのです。私たちのカウンセリングでは、心の中にある不安や悩みを丁寧に受け止め、そのプロセスを共に歩んでいきます。

例えば、自分の弱さに気づいた時、そこに隠れている強さにも気づけるかもしれません。その発見が、あなたの人生をより豊かで前向きなものに変えていく第一歩となるでしょう。


悩みがあれば、まず一歩を踏み出してください

どんな小さな悩みでも、辛いと感じた瞬間があれば、ぜひお気軽にご相談ください。「カウンセリングルームWabisabi」では、あなたが持つ本来の美しさや強さを再発見するお手伝いをしています。不完全さを抱えながらも、その中にある美しさを見つけ、一緒に心のバランスを整えていきましょう。




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